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厳選プログラム

お城のスペシャリストたちが
登壇する特別ステージ。
ここでしか聞けない貴重な講演会、
フォーラム、トークショーなどの
厳選プログラム。
今年は完売したプログラムを会場内で同時視聴できる、
「パブリックビューイング指定券」の発売も決定!
詳細はチケット情報をご覧ください。

本丸御殿会場

12月16日(土) タイトル 登壇者
A 10:10〜11:40 「武田流築城術とは
~山本勘助・馬場信房を追って~」
小和田哲男(日本城郭協会理事長)
B 13:10〜14:40 「現存16.5天守のここが見どころ」 三浦正幸(広島大学名誉教授)
C 16:00〜17:30 「お城の10大ニュース2023」 小和田哲男(日本城郭協会理事長)
小和田泰経(日本城郭協会理事・歴史研究家)

12月17日(日)

タイトル

登壇者

D 10:10〜11:40 「小牧・長久手合戦と城郭」 平山優(歴史学者)
E 12:40〜14:10 「城好き二人がお勧め、お城のここを見てほしい!」 春風亭昇太(お城好き落語家)
加藤理文(日本城郭協会理事)
F 15:10〜16:40 「家康と北条家」 黒田基樹(駿河台大学教授)

天守会場

12月16日(土) タイトル 登壇者
G 11:40~13:10 「江戸城の歴史と構造+最適なめぐり方」 伊東潤(歴史小説家)
H 14:40〜15:40 「再考・探訪!江戸城と江戸城下町」 萩原さちこ(城郭ライター・編集者・日本城郭協会理事)
I 16:20〜17:50 「原城攻防戦の新事実
-令和の『島原の乱』再検証-」
宮武正登(佐賀大学教授・日本城郭協会学術委員)

12月17日(日)

タイトル

登壇者

J 10:10~11:40 「倭城を歩く」 中井均(滋賀県立大学名誉教授・日本城郭協会評議員)
加藤理文(日本城郭協会理事)
K 13:00〜14:30 「『ノブナガを斬る』
~史実の信⾧と創造の信⾧~」
小和田哲男(日本城郭協会理事長)
シブサワ・コウ(ゲームクリエイター)
L 15:10〜16:40 「慶長~元和年間の本・支城体制を考える」 中井均(滋賀県立大学名誉教授・日本城郭協会評議員)
本丸御殿会場

12月16日(土)

  • A10:10〜11:40
    「武田流築城術とは~山本勘助・馬場信房を追って~」

    戦国大名ごとに独自の築城術が編み出されたといわれているが、その実態となるとわからないことが多い。その点、武田流築城術については、その創始者とされる山本勘助と、その後継者馬場信房の築いた城の遺構からある程度のことが読みとれる。勘助・信房の築いた城を追いかけ、武田流築城術といわれるものがどのようなものだったのかを追究する。

    登壇者小和田哲男(日本城郭協会理事長)

    1944年 静岡市に生まれる。
    1972年 早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、
    現在 静岡大学名誉教授、文学博士、公益財団法人日本城郭協会理事長。
    専門は日本中世史、特に戦国時代史で、主著『後北条氏研究』『近江浅井氏の研究』のほか、『小和田哲男著作集』などの研究書の刊行で、戦国時代史研究の第一人者として知られている。
    また、NHK総合テレビおよびNHK Eテレなどの歴史番組にも出演し、 わかりやすい解説には定評がある。
    NHK大河ドラマでは、1996年の「秀吉」、2006年の「功名が辻」、2009年の「天地人」、2011年の「江~姫たちの戦国~」、2014年の「軍師官兵衛」、2017年の「おんな城主 直虎」、2020年の「麒麟がくる」で時代考証を務め、2023年の「どうする家康」も担当している。

    主な著書
    『戦国史を歩んだ道』(ミネルヴァ書房 2014年)
    『戦国武将』(中公文庫 2015年)
    『名城と合戦の日本史』(新潮文庫 2015年)
    『戦国武将の実力』(中公新書 2015年)
    『東海の戦国史』(ミネルヴァ書房 2016年)
    『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』(NHK出版新書 2017年)
    『戦国武将列伝100 戦国時代に何を学ぶか』(メディアパル 2018年)
    『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房 2019年)
    『戦国武将の叡智』(中公新書 2020年)
    『人生を豊かにしたい人のための日本の城』(マイナビ出版 2021年)
    『戦国城郭に秘められた呪いと祈り』(山川出版社 2022年)
    『教養としての「戦国時代」』(PHP新書 2023年)
    『地図でめぐる日本の城』(帝国書院 2023年)

  • B13:10〜14:40
    「現存16.5天守のここが見どころ」

    現存12天守に加え、熊本城初代天守・松本城初代天守・清洲城天守・笠間城天守・伏見城初代天守(福山城伏見櫓に残材)を含めた現存16.5天守について、触れられたことのない特色をお話しします。現存最古の天守や最高級天守はどれか、犬山城天守と丸岡城天守は構造が寺社建築、松本城天守は望楼・層塔の折衷など。

    登壇者三浦正幸(広島大学名誉教授)

    1954年生 愛知県出身
    東京大学工学部建築学科卒業、工学博士(東京大学)、一級建築士
    広島大学工学部助教授を経て、1999年広島大学文学部教授
    日本伝統建築技術保存会(ユネスコ無形文化遺産登録団体)特別会員、NPO法人江戸城天守を再建する会特別顧問、文化財石垣保存技術協議会評議員、公益財団法人日本城郭協会評議員。
    大河ドラマ「麒麟がくる」「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」「どうする家康」建築考証

    主な著書
    『天守~芸術建築の本質と歴史~』(吉川弘文館 2022)
    『図説近世城郭の作事 天守編』(原書房 2022)
    『図説近世城郭の作事 櫓・城門編』(原書房 2022)
    『近世城郭の最高峰 名古屋城』(名古屋城検定実行委員会 2019)
    『城のつくり方図典』(小学館 2005)
    『城の鑑賞基礎知識』(至文堂 1999)

    城館の設計
    河後森城馬屋(愛媛県)、吉川元春館跡台所(広島県)、万徳院跡風呂屋(同)、岡山城本丸供腰掛、岡崎城東隅櫓(愛知県)、西尾城二の丸丑寅櫓(同)、浜松城天守門(静岡県)、諏訪原城北馬出門(同)、高根城井楼・城門・倉庫(同)ほか

    城館の復元改修指導
    福山城天守、今治城鉄門(愛媛県)、大洲城天守(同)

  • C16:00〜17:30
    「お城の10大ニュース2023」

    資料の発見や、調査によって新たな事実が判明するなど、お城に関する重要なニュースが最近も報告されました。ただ、なかにはまだ事実とは断定されていない内容もありますし、調査中のため公式的な見解を発表できない城もあります。そうしたお城のニュースについて、歴史的な意味や時代的な背景、今後の城郭史に与える影響など、個人的な見解も含めざっくばらんにトークしていきます。

    登壇者小和田哲男(日本城郭協会理事長)

    1944年 静岡市に生まれる。
    1972年 早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、
    現在 静岡大学名誉教授、文学博士、公益財団法人日本城郭協会理事長。
    専門は日本中世史、特に戦国時代史で、主著『後北条氏研究』『近江浅井氏の研究』のほか、『小和田哲男著作集』などの研究書の刊行で、戦国時代史研究の第一人者として知られている。
    また、NHK総合テレビおよびNHK Eテレなどの歴史番組にも出演し、 わかりやすい解説には定評がある。
    NHK大河ドラマでは、1996年の「秀吉」、2006年の「功名が辻」、2009年の「天地人」、2011年の「江~姫たちの戦国~」、2014年の「軍師官兵衛」、2017年の「おんな城主 直虎」、2020年の「麒麟がくる」で時代考証を務め、2023年の「どうする家康」も担当している。

    主な著書
    『戦国史を歩んだ道』(ミネルヴァ書房 2014年)
    『戦国武将』(中公文庫 2015年)
    『名城と合戦の日本史』(新潮文庫 2015年)
    『戦国武将の実力』(中公新書 2015年)
    『東海の戦国史』(ミネルヴァ書房 2016年)
    『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』(NHK出版新書 2017年)
    『戦国武将列伝100 戦国時代に何を学ぶか』(メディアパル 2018年)
    『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房 2019年)
    『戦国武将の叡智』(中公新書 2020年)
    『人生を豊かにしたい人のための日本の城』(マイナビ出版 2021年)
    『戦国城郭に秘められた呪いと祈り』(山川出版社 2022年)
    『教養としての「戦国時代」』(PHP新書 2023年)
    『地図でめぐる日本の城』(帝国書院 2023年)

    登壇者小和田泰経(日本城郭協会理事・歴史研究家)

    静岡英和学院大学講師、日本城郭協会理事、歴史研究家。
    1972年生。國學院大學大学院 文学研究科博士課程後期退学。専門は日本中世史。

    主な著書
    『家康と茶屋四郎次郎』(静岡新聞社、2007年)
    『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』(新紀元社、2010年)
    『兵法 勝ち残るための戦略と戦術』(新紀元社、2011年)
    『天空の城を行く』(平凡社、2015年)
    ほか多数

12月17日(日)

  • D10:10〜11:40
    「小牧・長久手合戦と城郭」

    天正12年、織田信雄と羽柴秀吉は遂に断交し、織田の同盟者徳川家康が信雄方として参戦したことで、旧織田勢力を2分する大戦へと発展した。この時、伊勢、尾張、美濃を舞台に、織田・徳川連合軍と秀吉軍は、各地に城砦を築き、数ヶ月に及んで対峙した。そして双方ともに決定打を欠くなか、秀吉軍が三河中入りを決行し、勝負に出るが、長久手合戦で敗退する。その後は、伊勢や尾張南部、濃尾国境での戦闘が続く。双方の合戦は、なぜそのような推移をたどったのか。小牧城と楽田城間でのにらみ合いは、なぜ決戦へと進むことがなかったのか。両軍の城砦や地形を考慮しながら解説します。

    登壇者平山優(歴史学者)

    1964年生
    山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編纂室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹、山梨県立中央高等学校教諭を経て、現在、健康科学大学特任教授。2016年大河ドラマ「真田丸」、2023年「どうする家康」の時代考証を担当

    主な著書
    『武田信玄』『長篠合戦と武田勝頼』(吉川弘文館)
    『戦国大名領国の基礎構造』(校倉書房)
    『天正壬午の乱[増補改訂版]』(戎光祥出版)
    『山本勘助』(講談社)
    『真田三代』(PHP研究所)
    『武田氏滅亡』(KADOKAWA)
    『戦国の忍び』(KADOKAWA)
    『武田三代』(PHP研究所)
    『新説 家康と三方原合戦: 生涯唯一の大敗を読み解く』(NHK出版新書 2022年)
    『徳川家康と武田信玄』(角川選書 2022年)
    『徳川家康と武田勝頼』(幻冬舎新書 2023年)
    『徳川家康 ~苦難に満ちた生涯~』サンニチ印刷 2023年)
    ほか多数

  • E12:40〜14:10
    「城好き二人がお勧め、お城のここを見てほしい!」

    自他ともに認めるお城大好きな二人が、各地のお城を廻って「これは凄い!」と思ったポイントを詳しく解説します。きっと、皆さんが行ったお城もたくさんあると思います。ここ見てきましたか?ここを見ないと、このお城は語れない、そんな場所を二人で紹介しながら、とことん解説します。

    登壇者春風亭昇太(お城好き落語家)

    新作落語の創作活動に加え、独自の解釈で古典落語に取組み、文化庁芸術祭大賞を受賞するなど、新作、古典問わず高い評価を得ている実力派真打。人気番組『笑点』の司会、落語芸術協会会長も務める。
    2021年、東海大学人文学部客員教授に就任。長年にわたる「お城めぐり」が高じ、著書も発行、城郭フォーラムのパネラー、講演、城イベントの出演では、専門家に混ざり高い知識でトークを繰り広げる。

    登壇者加藤理文(日本城郭協会理事)

    1958年生
    静岡県浜松市(旧磐田郡水窪町)出身
    駒澤大学文学部歴史学科卒業 / 博士(文学)
    NPO法人城郭遺産による街づくり協議会監事、(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所、静岡県教育委員会文化課を経て、現在、袋井市立浅羽中学校教諭

    主な著書
    『織田信長の城』(講談社現代新書 2016年)
    『静岡県の歩ける城70選』(静岡新聞社 2016年)
    『よくわかる日本の城』 日本城郭検定公式参考書(学研プラス 2017年)
    『戦国の山城を極める』(学研プラス 2019年)
    『家康と家臣団の城』(KADOKAWA 2021年)
    ほか多数

  • F15:10〜16:40
    「家康と北条家」

    徳川家康と北条家は、天正7年から同18年のあいだ同盟関係にありました。家康がこれだけの期間、同盟関係を結んでいたのは、織田信長に次ぐものです。しかも家康が羽柴(豊臣)秀吉と対峙するにあたっては北条家との同盟が大きな支えになっていました。家康にとって北条家との同盟がいかに重要であったか、その実態について解説します。

    登壇者黒田基樹(駿河台大学教授)

    1965年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。駒沢大学大学院修了。博士(日本史学)。現在、駿河台大学法学部教授。専門は日本の戦国時代から江戸時代初期史。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」時代考証。

    主な著書
    『戦国大名・伊勢宗瑞』『戦国大名・北条氏直』(角川選書)
    『今川氏親と伊勢宗瑞』『今川のおんな家長 寿桂尼』『羽柴家崩壊』(平凡社)
    『北条氏綱』『北条氏政』(ミネルヴァ書房)
    『関東戦国史』『戦国大名の危機管理』『戦国関東覇権史』(角川ソフィア文庫)
    『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書)・『増補戦国大名』(平凡社ライブラリー)
    『国衆』『戦国北条家の判子行政』(平凡社新書)
    『徳川家康と今川氏真』(朝日選書)
    『徳川家康の最新研究』『お市の方の生涯』(朝日新書)
    ほか多数

天守会場

12月16日(土)

  • G11:40~13:10
    「江戸城の歴史と構造+最適なめぐり方」

    「江戸始図」の発見以来、江戸城の研究は顕著な進歩を遂げている。一昔前は謎に包まれていた太田道灌時代や北条氏時代の江戸城の構造も徐々に解明されてきた。本講演では最新研究成果を基に、江戸城の歴史と構造をサマリーすると同時に、実写ビデオを見ながら江戸城の最適な回り方を説明していく。

    登壇者伊東潤(歴史小説家)

    小説家・歴史作家。早稲田大学社会科学部卒業。
    小説作品以外の著作に、『合戦で読む戦国史 歴史を変えた野戦十二番勝負』(幻冬舎新書)、『歴史作家の城めぐり【増補改訂版】』(同)、『城を攻める 城を守る』(講談社新書)、『平清盛と平家政権 改革者の夢と挫折』(朝日文庫)、『戦国北条記』(PHP研究書)、『敗者烈伝』(実業之日本社)、『天下大乱』(朝日新聞出版)、『家康と淀殿』(幻冬舎)がある。
    2023年6月には『英雄たちの経営力』、11月には『デウスの城』が発売。

    伊東潤公式サイト https://itojun.corkagency.com/
    X(旧ツイッター)アカウント @jun_ito_info

  • H14:40〜15:40
    「再考・探訪!江戸城と江戸城下町」

    日本最高峰の技術力とマンパワーが集結した、江戸城と江戸城下町。大規模な地形の改変、緻密な計算による濠の掘削、驚きの上水システム、天下普請による石垣の築造技術力や石材の調達方法など、その特徴と見どころをお話しします。また、大都市・東京に引き継がれた城下町の構造、現在も息づく商業・文化もご紹介します。

    登壇者萩原さちこ(城郭ライター・編集者・日本城郭協会理事)

    小学2年生のとき城に魅せられる。
    執筆業を中心に、メディア・イベント出演、講演、アドバイザー業務など行う。 (公財)日本城郭協会 理事/学術委員会学術委員
    (一社)城組 理事長

    主な著書
    『お城へ行こう!』(岩波ジュニア新書 2014年)
    『城の科学〜個性豊かな天守の「超」技術〜』(講談社ブルーバックス 2017年)
    『江戸城の全貌』(さくら舎 2017年)
    『地形と立地から読み解く戦国の城』(マイナビ出版 2018年)
    『小学生のミカタ 日本100名城のひみつ』(小学館 2019年)
    『日本の城語辞典』(誠文堂新光社 2021年)
    『日本100名城と続日本100名城めぐりの旅』(ワン・パブリッシング 2022年)
    ほか多数

    そのほか、新聞や雑誌、WEBサイトでの連載、共著、監修多数

    https://46meg.com/

  • I16:20〜17:50
    「原城攻防戦の新事実-令和の『島原の乱』再検証-」

    天草四郎率いるキリシタン一揆の蜂起で名高い「島原の乱(天草・島原一揆)」だが、その最終章に当たる原城の攻防戦は、戦国の世から続いた争乱の延長線上にある、最後の大規模籠城戦と見なせよう。今回、全体像が初めて把握できた幕府軍の巨大な陣営遺構群と新出の史料を紹介しながら、武士たちの「戦い」の最終形態を再考する。

    登壇者宮武正登(佐賀大学教授・日本城郭協会学術委員)

    北海道出身。
    國學院大學大学院 文学研究科日本史学専攻 修士課程修了。博士(歴史学)。
    専門は日本中世史・城郭史。
    小田原城発掘調査団、佐賀県立名護屋城博物館などを経て現職。
    豊臣秀吉の肥前名護屋城跡、吉野ヶ里遺跡などの調査保存に長く従事。
    これまでに熊本城、名古屋城、二条城、鹿児島城、島原城、丸亀城、和歌山城など各地の城郭石垣の調査・修復指導委員会を歴任。
    文化財石垣保存技術協議会 評議会員。
    日本城郭協会 学術委員会委員。

    著書
    『原城発掘-西国の王土から殉教の舞台へ-』(共著、新人物往来社、2000)
    『原城と島原の乱―有馬の城・外交・祈り―』(編著、新人物往来社、2008)
    『アジアの都市-インド・中国・日本-』(共著、国立歴史民俗博物館、2012)
    『肥前名護屋城の研究: 中近世移行期の築城技法』(吉川弘文館、2020)
    ほか多数

12月17日(日)

  • J10:10~11:40
    「倭城を歩く」

    現在、韓国に残されている豊臣軍が築いた朝鮮半島の陣城である「倭城」について、その特徴や、現在の状況、総合的に見て、後の我が国の築城術にどんな影響を与えたのか等、倭城について二人でとことん語り合います。

    登壇者中井均(滋賀県立大学名誉教授・日本城郭協会評議員)

    1955年生
    龍谷大学文学部史学科卒業
    (財)滋賀県文化財保護協会、米原町教育委員会、米原市教育委員会、滋賀県教育委員会、長浜城歴史博物館を経て、2011年から滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科准教授、2013年より同教授。
    2021年度から滋賀県立大学名誉教授。

    小学5年生から中・近世の城跡探検をはじめる。現在は日本各地の中世・近世城郭の発掘調査・整備の委員を務める。

    主な著書
    『ハンドブック 日本の城』(山川出版社 2016年)
    『城館調査の手引き』(山川出版社 2016年)
    『信長と家臣団の城』(KADOKAWA 2020年)
    『中世城館の実像』(高志書院 2020年)
    『織田・豊臣城郭の構造と展開』(戎光祥出版 2021年)
    『城郭研究家のぶらり全国城めぐり』(産業編集センター 2022年)
    ほか共著含め多数

    登壇者加藤理文(日本城郭協会理事)

    1958年生
    静岡県浜松市(旧磐田郡水窪町)出身
    駒澤大学文学部歴史学科卒業 / 博士(文学)

    NPO法人城郭遺産による街づくり協議会監事、(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所、静岡県教育委員会文化課を経て、現在、袋井市立浅羽中学校教諭

    主な著書
    『織田信長の城』(講談社現代新書 2016年)
    『静岡県の歩ける城70選』(静岡新聞社 2016年)
    『よくわかる日本の城』 日本城郭検定公式参考書(学研プラス 2017年)
    『戦国の山城を極める』(学研プラス 2019年)
    『家康と家臣団の城』(KADOKAWA 2021年)
    ほか多数

  • K13:00〜14:30
    「『ノブナガを斬る』~史実の信長と創造の信長~」

    数々の著書・メディアで戦国時代研究のおもしろさを発信しつづけている第一人者、小和田哲男氏。そして現在の戦国時代イメージの形成に非常に大きな影響を及ぼしている、本年で40周年を迎えるゲーム「信⾧の野望」シリーズのゼネラルプロデューサーであるシブサワ・コウ氏。
    異なる分野で「歴史」「織田信⾧」に向き合ってきたお二人をお迎えして、史実とゲームでの世界観・表現方法や、お二人の思う信⾧像など、「信⾧の野望」シリーズに登場する武将や戦国時代・歴史についてトークします。

    登壇者小和田哲男(日本城郭協会理事長)

    1944年 静岡市に生まれる。
    1972年 早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、
    現在 静岡大学名誉教授、文学博士、公益財団法人日本城郭協会理事長。
    専門は日本中世史、特に戦国時代史で、主著『後北条氏研究』『近江浅井氏の研究』のほか、『小和田哲男著作集』などの研究書の刊行で、戦国時代史研究の第一人者として知られている。
    また、NHK総合テレビおよびNHK Eテレなどの歴史番組にも出演し、 わかりやすい解説には定評がある。
    NHK大河ドラマでは、1996年の「秀吉」、2006年の「功名が辻」、2009年の「天地人」、2011年の「江~姫たちの戦国~」、2014年の「軍師官兵衛」、2017年の「おんな城主 直虎」、2020年の「麒麟がくる」で時代考証を務め、2023年の「どうする家康」も担当している。

    主な著書
    『戦国史を歩んだ道』(ミネルヴァ書房 2014年)
    『戦国武将』(中公文庫 2015年)
    『名城と合戦の日本史』(新潮文庫 2015年)
    『戦国武将の実力』(中公新書 2015年)
    『東海の戦国史』(ミネルヴァ書房 2016年)
    『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』(NHK出版新書 2017年)
    『戦国武将列伝100 戦国時代に何を学ぶか』(メディアパル 2018年)
    『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房 2019年)
    『戦国武将の叡智』(中公新書 2020年)
    『人生を豊かにしたい人のための日本の城』(マイナビ出版 2021年)
    『戦国城郭に秘められた呪いと祈り』(山川出版社 2022年)
    『教養としての「戦国時代」』(PHP新書 2023年)
    『地図でめぐる日本の城』(帝国書院 2023年)

    登壇者シブサワ・コウ(ゲームクリエイター)

    株式会社コーエーテクモゲームス
    ゼネラルプロデューサー
    代表作:「信長の野望」「三國志」「仁王」各シリーズ
    ・本名/襟川陽一
    ・1950年10月26日生
    ・1973年 慶応義塾大学商学部 卒業
    ・1978年 株式会社 光栄(現株式会社コーエーテクモゲームス)設立 代表取締役社長
    ・現在 株式会社コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長
    株式会社コーエーテクモゲームス 代表取締役会長
    FOST 公益財団法人科学技術融合振興財団 理事長
    日本シミュレーション&ゲーミング学会 理事

  • L15:10〜16:40
    「慶長~元和年間の本・支城体制を考える」

    慶長5年(1600)の関ケ原合戦の結果、全国的な大名の移封がおこなわれました。新たな領国で居城の築城とともに数多くの支城が築かれます。その数は数十ヶ所におよび、築城ラッシュと呼べる現象でした。領国支配、一揆鎮圧、国境警備などに備えて築かれた支城について、大名の家格も視野に入れて分析します。

    登壇者中井均(滋賀県立大学名誉教授・日本城郭協会評議員)

    1955年生
    龍谷大学文学部史学科卒業
    (財)滋賀県文化財保護協会、米原町教育委員会、米原市教育委員会、滋賀県教育委員会、長浜城歴史博物館を経て、2011年から滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科准教授、2013年より同教授。
    2021年度から滋賀県立大学名誉教授。

    小学5年生から中・近世の城跡探検をはじめる。現在は日本各地の中世・近世城郭の発掘調査・整備の委員を務める。

    主な著書
    『ハンドブック 日本の城』(山川出版社 2016年)
    『城館調査の手引き』(山川出版社 2016年)
    『信長と家臣団の城』(KADOKAWA 2020年)
    『中世城館の実像』(高志書院 2020年)
    『織田・豊臣城郭の構造と展開』(戎光祥出版 2021年)
    『城郭研究家のぶらり全国城めぐり』(産業編集センター 2022年)
    ほか共著含め多数

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