【ワンデイ入城券】【厳選プログラム指定券】 城好きのための厳選プログラム 開催日まで随時更新していきます!

12月22日(金)
13:30〜14:30 中世の続日本100名城について

 今回選定された続日本100名城の約半数は戦国時代の城館跡です。これは続100名城の大きな特徴といえるでしょう。
天守や石垣に代表される近世城郭だけが日本の城ではないことを示しています。選定された戦国の城館は全国から選ばれていますが、日本列島の多様な城のあり方を語ってくれます。構造面では土造りの城、石垣を導入した城、シラス台地を切り込んだ城など、機能面では戦国大名の居城、境目の城、陣城などの代表格が選ばれています。講演では選定された戦国時代の城館の魅力を語りたいと思います。

登壇者

中井均(滋賀県立大学人間文化学部教授)

15:00〜16:00 近世の続日本100名城について

「続日本100名城」に選定された城の中で、近世以降の城について何が選定理由になったのかを解説します。あわせて、選定城郭を見学するにあたって、どこを見れば、その城の特徴が理解できるのか、どうしても見落としてはいけないポイントなど、「続日本100名城」に選定された近世城郭の見方・歩き方を解説します。

登壇者

加藤理文(日本城郭協会理事)

17:00〜18:00 戦国の城の魅力と見どころ

戦国時代のおよそ100年間、各地で鎬を削る戦いがくりひろげられた。戦いは野戦もあるが、意外と城を舞台にしていることが多い。攻める側からすれば攻城戦、守る側からすれば籠城戦ということになる。
 守る側の立場とすれば、どうしたら攻め落とされないかを考え、落とされにくい仕掛けを工夫する。まさに戦国の城は知恵と工夫の所産といってよい。そこから大名ごとの築城術も発達し、武田流築城術なども生まれてくるのである。戦国の城の魅力に迫り、また、具体例をあげながら、築城者の知恵と工夫の足跡を追ってみたい。

登壇者

小和田哲男(日本城郭協会理事長)

19:00〜20:00 戦国夜話~前田家の城・細川家の城~

城の話をする際に、前田家と細川家をとりあげたのは、なかば偶然である。だがこの外様の二つの大藩を例に取ることにより、まだ戦いが繰り広げられていた時期に、大名家はどのように城郭を活用していたのか。また戦いが終息した江戸時代、有名な「一国一城令」を出した幕府は城をどう捉えていたのか、を明らかにしたい。 ここでは前田家のみを例に取ると、前田利家は能登の国主になるや、山城の七尾城から平山城の小丸山城に移った。またその子の利長は金沢城の他に、極めて規模の大きな高岡城を築いている。
こうした城の様子は、大名・前田家の権力のあり方を直裁に物語るのである。

登壇者

本郷和人(東京大学史料編纂所教授 )

12月23日(土)
11:00〜12:00 三大名城について考える

芸能界きっての城マニア・落語家の春風亭昇太と、城めぐりがライフワークの城郭ライター・萩原さちこによるトークショーです。天守、石垣、そして戦国時代の山城まで。2人が考える、独自の「三大名城」とは…?誰もが知っているあの名城はもちろん、知る人ぞ知るマニアックすぎる山城も登場。中世城郭から近世城郭まで、その城の魅力と楽しみ方を、時間の限りたっぷりと語り尽くします!

登壇者

春風亭昇太(お城好き落語家)
萩原さちこ(城郭ライター・編集者)

12:30〜13:30 江戸始図から見た江戸城

これまで江戸城は「江戸図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)が描いた姿によって主にイメージされる。しかし慶長期に徳川家康が築いた慶長期江戸城は、寛永期以降とは大きく異なったと推測される。ところが家康の江戸城は、これまで資料に恵まれず、実態を詳しく論じられなかった。そうしたなかで本年、松江市歴史館で講演者が再発見した「江戸始図」によって、ようやく実像を分析できるようになった。この講演では「江戸始図」を読み解き、家康の江戸城の特色を明らかにするとともに、歴史的意義を考える。

登壇者

千田嘉博(城郭考古学者/奈良大学 教授)

14:30〜16:00 関ケ原合戦をめぐる諸問題~豊臣家の動向を中心に~

今年は「関ヶ原の戦い」について映画を始めいろいろ話題が多い年でした。
このプログラムではまず「関ヶ原の戦い」が勃発する前の時代背景を説明した後「戦い」がなぜ起きたかについて話し合います。
今年特に話題になった「小山評定」は有ったか、なかったかについても検証します。そして「関ヶ原」での東軍、西軍の陣立てから「城」の果たした役割について解き明かします。「戦い」は半日で終わったと言われますが、その実相にも具体的に迫ります。東軍勝利後の家康による戦後処理は何を目論んだか、豊臣側の反応や評価はどうだったかも議論します。最後に豊臣滅亡の「大坂の陣」は必然だったか検証します。

登壇者

小和田哲男(日本城郭協会理事長)、笠谷和比古(国際日本文化研究センター名誉教授)、小和田泰経(静岡英和学院大学講師)

16:30〜17:30 天守の構造と意匠を見直す

天守は櫓が巨大化したものとも思われているが、歴史も構造も意匠も全く違う。天守にあって櫓には滅多にないものは、穴蔵(地下室)・多数の土台・入側(武者走り)・廻縁(ベランダ)・四方の窓・千鳥破風(三角形の屋根)・長押(窓の上下の横材)など。鯱も天守には必ずあるが、櫓には鯱のないものも多い。石落は何に使うのか(まさか石を落すものではない)、隠し狭間は何のため(不意打ちではない)。天守に関する最新で高度な見解を分かりやすく解説する。

登壇者

三浦正幸(広島大学大学院教授)

12月24日(日)
11:00〜12:00 信長の天下戦略と長篠城攻防戦

近年の研究により、織田信長が印判に刻んだ「天下布武」の「天下」は、必ずしも日本全国を意味するのではないとされるようになりました。私はそれを受け、信長は〝全国統一〟まで視野に入れていなかったのではと考えております。今回はこの論点を考えるため、信長が関わる戦いのなかでも有名な長篠の戦いに注目します。長篠の戦いと言うと、鉄砲による織田・徳川軍の大勝というイメージがありますが、今回はそれに隠れてあまり注目されていない、前哨戦にあたる長篠城の攻防戦にも注目してお話をしたいと思います。

登壇者

金子拓(日本史学者/東京大学史料編纂所准教授)

12:30〜13:30 武田氏の領国拡大と城郭

 戦国大名の戦争と城郭政策とは、どのようなものであったか。本報告は、武田氏の信濃・西上野・駿河・遠江侵攻などを事例に、その領国拡大と城郭政策の関係と特徴を主題とする。武田氏は、勢力拡大と並行して、戦線維持のために、既存の城郭取り立てや、新規築城とが組み合わせ、整備する。その際に、国衆は自らの居城を一時的に明け渡したり、転封される場合もあった。また武田氏直轄の城郭も築かれ、既存城郭と新規の城郭には、武田氏の家臣が配備されていくが、それは戦線の拡大に伴い大幅な変動を伴う。こうした動的な城郭政策を丹念に紹介していきたい。

登壇者

平山優(歴史学者)

14:00〜15:00 城を攻める 城を守る

「城はどう攻めるのか」、政治・戦略・作戦・戦術の各段階から「城」という者の存在意義を問い直します。山中城の戦いは、どうしてあれだけ激戦になったのか、その一方で秀吉は小田原城をなぜおとせなかったのか、大坂の陣における真田丸の戦いでは、なぜあそこに砦を築いたのか、またなぜあそこを攻めとらねばならなかったのか、原城の戦いに題材を取り、城郭攻防戦の終着点はどこにあったのか、三つの代表的城郭攻防戦をメインにお話しします。

登壇者

伊東潤(歴史小説作家)、樋口隆晴(ミリタリー・ライター 編集者)

15:30〜16:30 北条氏の領国と城

戦国時代、小田原城を本城とした小田原北条氏は、他の多くの大名が身内同士の争いで国力を弱めていくなか、親子、兄弟、一門が争い合うことなく国力を高めていくことができました。領国内に一族・一門による支城網を張りめぐらせた北条氏、その安定した領国支配の仕組みとはどのようなものであったのか、新説を交えながら考えます。
また、戦国最大ともいわれる小田原城など北条氏の城郭の構造や変遷はどのようなものであったのか、最新の発掘調査の成果をもとにお話しします。

登壇者

諏訪間順(小田原城天守閣館長)、黒田基樹(駿河台大学法学部教授)

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※上記プログラムへの未就学児の参加はご遠慮ください。
※都合により、プログラム、出演者等は変更になる場合がございます。
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